パソコンやインターネットの普及によって、自宅や職場から必要な情報を瞬時に入手できる時代になりました。 また、多くの人が不特定多数の人に向けて、情報発信をしています。
しかし、私達は 自分が発信した情報を、健常者や晴眼者と同じ条件では見ることの出来ない人達もいるということを、つい 忘れがちです。
どんなに見栄えの良いWebページであっても、全盲のかたが音声化ソフトで読み上げた時、内容が伝わらなければ、貴重であるはずの情報も全く意味のないものになりかねません。
WWWへアクセスをする際、「音声化」という手段によって情報を得ている方々でも利用しやすいWebページにするためには、ちょっとした工夫が必要です。 そして、その方法は、決して面倒な作業を要するものではありません。 また、高度な技術を要するものでもありません。
ほんの少し工夫するだけで実現可能なものばかりです。
このサイトは、そのような工夫のしかたを、一人でも多くの人たちに知っていただくために開設しました。
現在、ご自分でWebサイトをお持ちのかた、また、これからWebサイトを開設しようとお考えの方々に、ページ制作の際の参考としていただければ幸いです。
Webページを音声化する「読み上げソフト」は、一種類だけではありません。
各社から、いくつかのソフトがリリースされています。
また、機能についても、ソフトごとに(バージョンによっても)違いがあります。 「あるソフトでは、こういった表現手法に対応していなかったが、別のソフトでは読み上げることが出来た。」などという場合もあるようです。
そこで、技術的な解説をするにあたり、1999年12月 サイト開設時点において、比較的 利用者の数が多いと思われる「IBM ホームページ・リーダー」 バージョン2.5 を一応、基準とさせていただきました。
したがって、他のソフト または同ソフトの他のバージョンには当てはまらない内容も所々含んでいることをご了承願います。
※ 同ソフトについては、2001年に新バージョン(v3.01)がリリースされています。 機能については、基本的な部分では大きな変化はありませんが、いくつか新しい機能も搭載されています。
尚、当サイトにおいて「一般的な音声ブラウザでの読み上げ方」という表現をしている場合は、基本的には「IBM ホームページ・リーダー」で読み上げテストを行ない、他の音声化ソフトにも共通性が見られると判断したものですが、あくまで筆者のテストした範囲であり、すべての音声化ソフトに共通するものではありませんのでご注意下さい。
また、ユーザのカスタマイズによって「IBM ホームページ・リーダー」でも読み上げ方が異なりますので、ご注意下さい。
当サイトで解説されている内容を理解していただくためには、HTMLの基礎知識を必要とします。
まだ身に付けていないかたは、下記のサイト等で、まず基本的な知識を身に付けられることをお勧めします。
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