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6.フレーム

●  該当するタグ : <FRAMESET>,<FRAME>,<NOFRAMES>

  フレームを使ったページを表示した場合、音声ブラウザは、どのような読み上げ処理をするでしょうか。
画面上、左右に分割されたフレームページを、ホームページ・リーダー(v2.5) で読み上げた場合を例にとって考えてみましょう。

ブラウザ画面 左ページを,右ページを,そしてそれらをコントロールしている親ページをとします。 (親ページとは、ブラウザ画面の「アドレス」または「場所」の欄にURL表示されているページのことです。)

  ホームページ・リーダーは、画面に表示されている各ページ()の内容を直に読み上げるのではなく、親ページ()に記述された内容を元に、独自のページ情報を生成して読み上げます。

具体的には・・・
  1. まず、各フレームページ()の「タイトル」を読み上げます。
    (ここで言う「タイトル」とは、各ページの<TITLE>〜</TITLE>タグによってマークアップされた内容です。)

  2. 次に、親ページ()の<NOFRAMES>要素内に記述されている内容を読み上げます。
    (<NOFRAMES>要素とは、フレームに対応していないブラウザ用に代替メッセージを記述しておくための要素です。)

基本的な読み上げ処理はそれだけですので、利用者はこれらの情報を手がかりに、どのページへ進むのかを判断しなくてはなりません。

  ホームページ・リーダー(v2.5) では、「フレーム拡張」という機能を用いて、実際の画面に表示されている各フレームの内容を順次読み上げることも可能ですが、あくまで拡張機能ですので、リンク処理が無効になるなど、通常の読み上げ処理に比べると いささかラフである点は否めません。

  以上のことから、フレームを使ったページを使用する際は、次の点に注意をして下さい。

  1. 各フレームページには、その役割や内容が何であるのかを判断しやすい「タイトル」を付けておくようにして下さい。 (詳細は前述「ページタイトル」の項 参照)

  2. 親ページの<NOFRAMES>要素内には、ページ単位でアクセスする場合の手助けとなるようなメッセージを記述しておくようにして下さい。
【メッセージの例】

このページをご覧いただくには、フレーム対応のブラウザが必要です。
フレームを使用しない場合は、下記のページへジャンプされることをお勧めします。
メニューのページへ


【タグでの指定例】

<FRAMESET cols="150,*">
<FRAME src="menu.html" name="menu">
<FRAME src="body.html" name="body">
<NOFRAMES>
<BODY>

<P>このページをご覧いただくには、フレーム対応のブラウザが必要です。<BR>
フレームを使用しない場合は、下記のページへジャンプされることをお勧めします。<BR>
<A href="menu2.html">メニューのページへ</A></P>
</BODY>
</NOFRAMES>

</FRAMESET>



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